【大学受験英語】長文読解の効果的な勉強法を解説
本ページでは、大学受験の英語長文を劇的に伸ばす勉強法を紹介していきます!
ぜひ最後まで見ていってください!!
英語の長文って、どうやって勉強していいか迷いませんか?
文法問題のように、解き方を覚えれば解けるというような単純なものではありません。
今回はそんな長文読解の点数を上げるために必要な3つの要素について説明していきます。
この記事で英語長文の学習で必要なことを学び、
効率的な勉強計画を立てましょう。
1. 長文読解の重要性
大学受験において英語の長文読解はとても重要です。
受験する大学の学部によって違いますが、英語は社会科目や国語に比べて配点が高くなる傾向があります。
以下は早稲田大学法学部の配点ですが、英語:国語:社会の配点比率が6:5:4に設定されています。
さらに、英語の中でも長文読解問題は大きな割合を占めていることが多いです。
早稲田大学教育学部では、大問1~5のうち文法問題は大問1のみで、
それ以外は全て長文読解問題となっています。
そのため、配点が高い英語の中でも高い比重を占める長文問題を押さえておくことはとても重要なのです。
そのため英語長文で安定的に高得点を取れるようになると、合格に大きく近づきます。
2. 長文読解に必要な5つの力
長文読解に必要な能力は、大きく分けて以下の5つがあるかと思います。
- 語彙力
- 文法力
- 読解力
- 英文解釈力
- 速読力
それぞれ解説していきます。
語彙力
まず大切なのは語彙力です。
受験する大学のレベルに合った単語量を暗記しておく必要があります。
幅広い単語の知識は、文章の理解に直結します。特に、頻出単語や専門用語を覚えておくことが重要です。
文法力
英文法についての理解は、長文を読む上でも頻繁に使用します。
特に動詞の語法や接続詞などの分野は必ず押さえておく必要があるでしょう。
読解力
長文の内容を正確に把握するためには、文章全体の流れや筆者の意図を理解する力が求められます。
英単語や文法を理解していても、筆者の主張や根拠を読み解く能力が欠けていると正確な解答ができないかもしれません。
英文解釈力
たまに、非常に構造が複雑でわかりにくい文章が長文に含まれていることがあります。
そのような難しい文章でも理解できるように英文解釈の練習をしておく必要があります。
速読力
語彙力や英文解釈力を鍛えれば、じっくり一つ一つの単語や構文について考えていけば意味を理解することができるようになります。
しかし入試には制限時間があるので、ある程度速く読めるようになる必要があります。
そのため最終的には、簡単な文章はスラスラと速く読めるようになっておく必要があります。
3. 効果的な勉強法
英単語の暗記
語彙力については、以下の2つの方法で鍛えるといいでしょう。
- 単語帳の暗記
- 長文でわからなかった単語を覚える
以下で、それぞれについて見ていきます。
単語帳の暗記
まず、大部分の単語は単語帳で覚えるといいでしょう。
以下のような手順で覚えることがおすすめです。
1. 音読する
まずは、単語と意味を声に出して読んでみましょう。
「recover, 回復する!」
みたいな感じです。
これを1単語につき2回ずつ行います。
範囲は100単語くらいでいいでしょう。
2. 赤シートで隠して音読する
次に、先ほど音読した単語の意味を赤シートで隠しながら音読していきます。
隠しながらでもわかる単語はそのまま音読して、わからないものは一度チラ見して、再び隠して音読。
という感じで進めます。
この作業を、100単語全て隠しながら意味を答えられるようになるまで繰り返します。
※これは赤シートに対応している単語帳でなければできません。なので、絶対に赤シート付きの単語帳を選びましょう。
3. スペルが不安な単語だけ書いて練習する
2が終わると、既に100単語全て意味がわかる状態になっていると思います。
こうなるとあと不安なのはスペルだけなので、なんとなく長くて難しそうな単語だけ書いて練習します。
ただ、入試で単語を書かされることは少ないですし、やりながらスペルも覚えていくので
一回サラッと書くくらいで大丈夫です。
長文でわからなかった単語を覚える
単語帳の単語だけだと少し不安なので、長文でわからなかった単語も逐一覚えていきましょう。
長文問題を解き終わった後に、わからなかった単語にマーカーをひいて、
全て辞書で調べて小さいノートなどに書いておきましょう。
おすすめの単語帳
中学校で習った英単語も怪しい場合
中学英単語から勉強したい人は、単語帳ではなくmikanというアプリがおすすめです。
このアプリはクイズ形式に楽しく単語を学べるのでおすすめです。
このアプリに入っている中学英単語1000という単語帳をマスターすれば、中学英単語は完璧と言っていいでしょう。
中学レベルの単語はマスターしている場合
中学レベルの単語は学習済で、大学受験レベルの単語を勉強する場合には
鉄緑会が出している鉄壁という単語帳がおすすめです。
「東大英単語」と言われると難しそうで、これから勉強を始める人には向いていないのではと思われるかもしれませんが、
実は覚えやすい工夫がたくさんされていて、どのレベルの受験生にとっても非常に扱いやすい内容になっています。
特に、単語のイメージ図が非常にわかりやすいです。
もちろん単語数も、東大英単語と謳っているだけあってとても豊富です。
早慶レベルでも十分対応できます。
文法の学習
長文読解においても文法の理解は大事になってきます。
が、英単語などと比べるとそこまで重要ではない印象ですね。
しかし早慶レベルになってくると高度な英文法の理解が必要になってくるので、
これも怠らずしっかりやりましょう。
おすすめの勉強法は、理解→演習 の順番で取り組むことです。
文法を学ぶ際に、理解できていないのにいきなりVintageなどで問題を解こうとする人もいますが、
まずは人に説明できるくらいにしっかりと理解してから問題を解かないと、
分からなすぎて心が折れてしまうかもしれません。
以下で、それぞれのステップの取り組み方などについて説明します。
理解
理解のフェーズでおすすめな参考書は、Evergreenです。
また、理解力の確認として、セルフ授業をするのがおすすめです。
誰かに教えるわけではなく、一人で文法の授業をしてみましょう。
参考書を見ずに説明できるようになったら、完璧に理解できたと判断していいと思います。
演習
演習の段階では、実際に問題集を解いていきましょう。
おすすめは、Vintageです。
難易度がちょうどいいと感じます。
入試本番までに、文法〜語法までの範囲を3~5周しましょう。
これで、文法はバッチリです。
長文の復習
読解力、速読力については、実際の長文問題で鍛えることができます。
しかし、ただ問題を解くだけでは少し不十分です。
読解力を磨くためには、解いた後に復習をすることが重要になります。
復習は、以下の2つの手順で行います。
- 主張や根拠を明確にする
- 間違えた問題を見直す
- 音読する
以下でそれぞれ説明していきます。
主張や根拠を明確にする
まずは長文の中で、筆者の主張が表れている一文を探し、マーカーを引きます。
主張とは、筆者が言いたいことです。
「この人、何が言いたいんだろう?」と考えながら長文を読んでみてください。
分からなければ、和訳を見ても構いません。
「あ、この文は筆者が言いたいことが書いてあるな」
という箇所があったら、線をひいてしまいましょう。
次に、その主張を裏付ける根拠を探し、別の色で線を引きます。
筆者が、「夏は嫌い」と主張していた場合には、
「暑いから」や「雨が多いから」などが根拠になります。
根拠は主張と違い複数ある場合が多いです。
間違えた問題を見直す
次に、間違えた問題があれば、見直していきます。
まず、自分がなぜその答えを選んだのかを考えます。
分からなかったから当てずっぽう、ということならそれでも構いません。
次に、正解の選択肢がなぜ正解なのかを考えます。
なるべく解説を読まず、自分の頭で考えましょう。
音読
最後に、長文を音読します。
大切なのは、意味を思い浮かべながら読むことです。
字だけを追っても意味がありません。
意味が思い浮かぶスピードを保ちながら、10回以上音読しましょう。
こうすることで、速読力を鍛えることができます。
英文解釈
英文解釈については、以下の2つの参考書のどちらかで対策しましょう。
基礎英文解釈の技術100
大学受験スーパーゼミの基礎英文解釈の技術100では、
基本的な英文解釈の技術が数多く紹介されています。
内容は比較的基本的なものになっていますので、Marchレベルまではこれで十分だと思います。
ポレポレ
こちらのポレポレでは、非常に難しい構造の短い英文が50個掲載されています。
こちらの方がより高度な技術を必要とするので、早慶以上のレベルを目指す人は必ずやっておくべきですね。
まとめ
今回は、大学受験の長文の勉強法について紹介していきました。
他にも役立つ記事を投稿していきますので、ぜひ見てみてください!